「約款」と「定款」は似たような言葉ではありますが、それぞれ意味が異なります。
■約款
一般的には、契約や条約に定められている個々の条項のことを指します。また、保険約款や運送約款のように、あらかじめ定型的に定められたルールのことを「約款」ということもあります。
法律的な事務を行う時には、一般的に「約款」という言葉よりも「条項」などの言葉を使うほうが多い傾向にあります。
■定款
会社設立においては、法人の目的や組織、活動、構成員などについて定めた「会社の基本ルール」のことをいいます。
定款はしばしば「会社の憲法」と言われることもあり、会社運営における大きな決め事は定款に従って行われます。
株式会社の場合には会社設立時に定款の「認証」が必要になり、公証役場で公証人に認証手続きをしてもらいます。(合同会社など「持分会社」と呼ばれる会社形態の場合には、認証は必要ありません。)
また、会社の名称が変わったり、目的が変わった場合には、その都度定款を変更する必要があります。
当事務所では、会社設立のあらゆる問題に対応しておりますので、会社設立をお考えの方は浅井政晃税理士事務所までお気軽にご相談ください。
会社設立における約款と定款の違い
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