03-6424-4677
お気軽にお問合せください。
営業時間:
平日 9:00~17:00

相続税の基礎控除額

  1. CROSS-LINK税理士法人 >
  2. 相続税に関する記事一覧 >
  3. 相続税の基礎控除額

相続税の基礎控除額

相続とは、人の財産や借金などの権利義務を相続人へと承継することをいい(民法896条)、死亡したとき(同法882条)に開始されます。
例えば父、母、長男、次男の4人家族で父親が亡くなってしまったときには、残された母(同法890条)と子供2人(同法887条)が相続人となって、父が遺した借金や財産を取得することとなります。また、各々が相続できる割合は法で定められており(同法900条以下)、上記の例の場合には、配偶者である母が相続財産の2分の1、子供がそれぞれ4分の1を取得することとなります(同法900条1号)。

ただ、相続には、金額によって「相続税」を納めなければならない可能性があるため、以下説明を致します。
相続や遺贈によって取得したプラスの財産総額から、「基礎控除額」(相続税法15条1項)を差し引いた部分がプラスであった場合には、相続税を納めなければなりません。
基礎控除額とは、
基礎控除額=3000万円+600万円×法定相続人の人数
という公式によって求めることができます。

上記の例を用いて説明すると、法定相続人は母(民法890条)と子供(同法887条)の合計3人がいるため、基礎控除額は、
3000万円+600万円×3=4800万円
になります。
よって、上記の家庭を例にすると、被相続人(父)が遺した財産総額が4800万円を超えない額であった場合には、相続税を支払う必要はありませんが、財産総額が基礎控除額の4800万円を超えた場合には、相続税を納めなければなりません。

なお、死亡したことによって開始される相続ですが、被相続人の債務等を背負いたくない場合には、放棄(同法938条、939条参照)をすることにより、初めから相続人とならなかったものとみなされ、権利義務から解放される制度があります。ただ、放棄をした人がいた場合でも、上記の基礎控除額の計算で用いられる法定相続人の数は変動しないことに注意が必要です。例えば、長男が相続放棄をした場合であっても法定相続人は3人のままで、基礎控除額が変わることはありません。

また、法定相続人の中に養子(同法792条以下)がいる場合には
1. 相続人のなかに実子がいる場合か、実子がおらず養子の数は1人の場合には、養子を1人として数える(相続税法15条2項1号)
2. 相続人のなかに実子がおらず、養子が2人以上いる場合には養子を2人として数える(同法15条2項2号)
といったように、養子の人数と実子の人数によって基礎控除額の法定相続人の人数が変化することに注意が必要です。
以上より、相続税にあたっては、相続人が何人いるのか、財産総額が何円なのかを考慮するのが極めて重要であるといえます。

CROSS-LINK税理士法人では、大田区、品川区、川崎市、渋谷区、目黒区、新宿区、港区を中心に、東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県にて相続や生前贈与、特例贈与財産や確定拠出年金、財形年金や相続税、遺言などを取り扱っております。お気軽にご相談ください。

CROSS-LINK税理士法人が提供する基礎知識

  • 法人成り(法人化)するベストタイミングはいつ?

    法人成り(法人化)する...

    法人成りとは、個人で始めた事業を法人化することを指します。 法人成りをすることによって、信用度が高まり...

  • 自分で会社設立する場合と、プロに依頼をする場合のメリットとデメリット

    自分で会社設立する場合...

    会社の設立には様々な手続きや作業が必要となっていますが、これらはプロである専門家にすべて任した方がいい...

  • 決算書・税務書類

    決算書・税務書類

    本来ですと、事業活動はつねに継続していきます。しかし、そこに1年間という区切りを設けて、その期間内の利...

  • 相続税の節税準備

    相続税の節税準備

     相続税の節税に当たって必要なことは、早めに準備を始めておくことです。相続税を節税するための控除などは...

  • 生前贈与を非課税にするには

    生前贈与を非課税にするには

    相続税は、資産を多くお持ちの方であれば多額の税金がかかることになります。そのため、相続税の節税対策を立...

  • 相続税の非課税になる財産とは

    相続税の非課税になる財産とは

    相続する財産の中には、相続税が非課税となる財産も存在します。 ①墓地や墓石、仏壇、仏具、神を祭る道具...

  • 株式会社を設立するために必要な費用

    株式会社を設立するため...

    株式会社を設立する場合、定款の作成や登記申請等の手続きが必要となりますが、それに伴って様々な費用が必要...

  • 親族以外の第三者にも生前贈与はできる?注意点も合わせて解説

    親族以外の第三者にも生...

    生前贈与は、自分の財産を生きているうちに譲渡できる有効な手段ですが、第三者への贈与には特有の注意点が...

  • 不動産を活用した相続税対策の活用方法とメリット・デメリット

    不動産を活用した相続税...

    相続税対策として不動産活用が注目されています。 不動産は相続税評価額が市場価格より低く評価され、...

ページトップへ