相続財産に車が含まれる場合、車両の種類によっては、相続税額に影響を与える可能性があります。
本記事では、相続における車の評価方法や手続きについて解説します。
車の評価額の計算方法
相続財産に車が含まれる場合、その価値を適切に見積もる必要があります。
具体的には、以下の3つの方法で評価を行います。
売買実例価額
売買実例価額とは、中古車市場における取引価格を参考に評価する方法です。
車種、年式、走行距離、グレード、状態が同程度の車が、中古車販売店などでいくらで販売されているかを確認します。
インターネットの中古車販売サイトなどで、類似する車両の価格を複数調査し、その平均的な価格を時価として採用することが一般的です。
精通者意見価格
精通者意見価格とは、中古車買取業者などの専門家による査定額を指します。
中古車市場に類似のモデルが少ない場合や、希少価値の高い車、あるいは損傷が激しい車などは、客観的な市場価格の把握が困難です。
このような場合、買取業者から取り寄せた査定書の金額を評価額として使用します。
減価償却に基づく評価
年数が経過している車や市場価値がほぼ0円に近い車については、減価償却の考え方を用いて評価することがあります。
新車購入時の価格から、これまでの使用期間に応じた減価分を差し引いて計算します。
車の相続手続き
車の評価額が確定したら、次は名義変更の手続きを行います。
車を相続により取得する場合、遺産分割協議書などの必要書類を揃えて、運輸支局や軽自動車検査協会にて移転登録の手続きをしなければなりません。
手続きには、被相続人の戸籍謄本や相続人全員の印鑑証明書、車検証などの書類が必要です。
もし車を売却したり廃車にしたりする場合でも、まず相続人の名義に変更してから手続きを行うのが原則となります。
名義変更を放置すると、将来の売却や任意保険の更新に支障をきたす恐れがあるため、速やかに完了させましょう。
まとめ
車の相続税評価は、市場での取引価格を基準とするのが基本となります。
高級車やクラシックカーを除けば、多くの場合は査定書を取得することでスムーズに評価額を決定できます。
ただし、手続きを放置すると売却ができなくなるなどのリスクがあるため、早めに対応を検討しましょう。
相続に不安がある場合には、専門の税理士までご相談ください。








